交通ルール

さて、今日という日も始まった。
毎日大体同じ時間に多少のブレがあるが同じ場所で目を覚ます。
大体うっすら汗ばんでいる。
いい朝だ。

朝食は大体トースト。
たまにメープルをかけて決めてみたり、ピザソースを乗せて焼くが、それは特別なときだけだ。
コーヒーと一緒に胃に流し込む。
ヨーグルトも毎朝食べる。腸はちゃんと管理しないとな。
朝食はこんなもんか。
軽く身支度を整える。

平日ならユニフォーム(英語で言うとカッコイイだろ？)。
休日ならチョットラフに決める。
ジャージなんてのもありだ。
顔を洗って歯もシッカリ(？)2分磨く。
寝癖があれば直し、平日ならワックスで軽く髪形を整える。
とりあえず身支度は10分だ。

腸の管理は大切だ。
出せる時には出しておく。
まぁ生まれつき便秘症だからトイレで無駄な時間をすごすことが多いのだが(嘲笑)
そろそろ出発だ。

愛車にまたがる。
こんな世界だ。
ヘルメットなんて被ってられない。
男なら髪をなびかせて走り抜けるのが正義だ。
今日も風が心地いい。

ライバルはどこにだっている。
みんなそれぞれにあったチューンドカーを駆っている。
あちこちでお祭り騒ぎのレースがすぐに始まる。
サーキット？
そんなところじゃ俺たちは飽き足りない。
あるときは城を、あるときは砂浜を。
とにかく走り抜けるだけだ。ルールなんてない。
後ろからぶつけてもよし、競り合って壁にこすり付けるのもよしだ。
俺たちに秩序なんてものは必要ないんだ。
やられればやりかえす。
それだけだ。




だが俺にも解せないことがある。
どうして甲羅を投げるのか。
どうして雷が落ちるのか。
どうしてキノコを食えばスピードが上がるのか。
どうしていきなり弾丸にメタモルフォーゼできるのか。

一番なぞなのは、バイクにまたがっている分公が握っているのは紛れも無いハンドルだということだ。