境界

生と死の境界を彷徨った分公家のハムスターは、
分公が帰ってくるのを待っていたかのように今朝冷たくなっていた。
米を取りに田舎まで行く予定があったのでその時に埋めてやろうと思っている。

まぁ、今日はそんな境界の話ではない。

人と人との境界の話。
弟が
「友達の女の子がHP作ったんやけどパソコンで見れへん。」
と助けを求めてきた。
分公はこのような、いわゆる「ほむぺ」とか「ほんぺ」とか呼ばれてる(少なくとも現役高校生の分公の周りではそう呼ばれていたのだが実際は分からない)携帯サイトをおまりよろしく思っていない。
その嫌いっぷりや批判っぷりは→のプラグインの下のほうにあるサイト内検索で「携帯　サイト」とかでも調べてもらえればいい。
だが、そんな携帯サイトのなかにも良質サイトってのはあるはずである。
弟の女友達が分公の想像で腐らせるのもアレだと思い、ちょっと見てやることにした。

メールの内容はこんな感じ

「ほぉむぺぇぢ作ったし絡んでや！！　～～～～＠～～.～～」

そうかそうか、女友達って小学1年生かね・・・ｗ
読みにくいっちゃありゃしない。
時代だからしょうがないっちゃしょうがないのだろう。分公、旅行帰りの部活帰りの疲れので、色々と起こる気もなくなって包容力は高くなっていた。
とりあえずアクセス。

黒っぽい背景に黄色やらピンクやらの文字。

お前は俺の目をつぶす気か

ちょっとWebデザイナー関係のサイトで勉強して来いといいたくなる。まぁ人のことも言えないが・・・
で、なんやらそのサイトに入るにはログインパスワードなるものがいるらしい。
メールの下のほうに確かそんなことが書いてあったなぁ。

「パスワード：～～♪(携帯絵文字)～～」

環境依存文字を使うな（^ω^#）ﾋﾞｷ

ふざけるなほんとに。
分公たちPC族を一番ブルーにさせる展開である。
だが世の中は便利で
「携帯エミュレーター」なるものがあり、PCの中で携帯を仮想で起動させ、仮想ブラウザで掲載専用サイトもPCから見れるようになったりするのだが、
「俺にはわからんハイテク杉」
と適当に無能っぽく振舞って逃げた。




分公のようにWEBで文章を書いたり、実況をしていたりすると、普段の生活では揺らぐはずのない境界を揺らしている。
プライバシーという境界である。
分公は自分のプライバシー、たとえばCLANNADが好きだとか、CLANNADは人生だとか、そんなものでも他者との境界を切り崩してAかBを運営している。
本来学校の友達にはめったに言わないような情報である。
そんなものもネットは揺るがしてくれる。いい意味でも悪い意味でも。

だから分公達は考えて境界を管理しなくてはならない。
声までならおｋ。
年齢は・・・まぁおｋ。
学校なんてさらさらﾀﾞﾒﾀﾞ。
性癖・・・尊厳がなくならなければおｋか。

そういった感じに。
だから情報を発信する側は気を使わなければならない。
プライバシーというものは自分がいて相手がいてこそのものだ。
境界を取っ払ってしまったときその人はその人ではなくなる気もする。
他人でも自分でもない宙ぶらりん。


だから気楽に顔写真や学校の名前なんかを出したりしたようなサイトはおかしいと言っているのだ。
だが本人たちは自分たちの閉鎖的な輪の中の人間にしか境界を開放していない気でいる。
キーさえつけてりゃいいってものなのか。
そしてそんな仮想の楽園を通じてしか交流ができない学校の友達なんて必要なのだろうか。

この話題になると書きたいことがかけない分公は間違いなくもっと準備してから書くべきなのだが、とりあえず疲れたからここまで。



友人から東方をパクってきた。
友人は純粋なSTG好きでニコニコも知らない。
だからチルノのパーフェクトさんすう教室もわからないし、患部で(ryとかも知らない。
まったく世界は広いものである。