教師「じゃ、１１日までにやってもらう課題の説明ですが・・・」

課題が追加された。まだ春休みの課題さえ終わっていないというのに・・・。
なんて残虐非道な！(自分がやってないせいだが)



というわけで朝からテンションダダ下がりな分公だったが

「すまん！！！頼むから宿題見せてくれぇぇぇ」

となきついて頼んだ甲斐があって(名声度ががくっとさがった)なんｔのか英語小説の読解問題の答えを入手したのだった。


今日は部活動紹介で色々な部の必死な勧誘を見たのだが、科学部がすごいおもしろかった。


科学部といったらなんとなく・・・ねぇ？



な感じなのだが、部長がまさにそんな感じの風貌で白衣が良く似合う。

しかし、いったん喋らせるとテンション高くて爆笑。

かといいながらヲタ発言はなかったので本気で部長目当てで科学部通ってもいいぐらいだった。

「これだけ研究機材が整って、部費はなんと！！年額１０００円ポッキリ！！月額じゃないですよ！！年額ですよ！！　おっそこの１年生！入りたくなった？・・・入りたくないかｗｗはははｗｗ入れはいれｗｗｗ」
客イジリまでできるのか・・・こいつ、できる。
分公はこういうの大好きだから爆笑



それに比べてパソコン部はひどい・・・

スライドショーを使って部活動紹介をしていたのだが、分かる人にしか分からないネタばっかりｗｗ


学研についてくるマンガをコピーして文字の部分を書き換えて

「わ～パソコン部に入って１００点が取れた～ｗｗ」

とか、ねらーかお前らは！！と心の中で突っ込みまくっていた。

痛いぞコイツら・・・
しかも周りのやつらはネタがイマイチ理解できてないだろうし・・・


「え～これで終わりますｗｗフヒヒｗｗ」

といってスライドショーの最後の１枚がなんと！！










アニキ(パンツアニキ・森の妖精という呼び名もある)
ニコニコ動画ではお馴染みの、海外のホモAV男優。
すごい肉体美。
いわゆる「釣り動画」で良く使われる。
(釣り動画・・・思わず開いていしまうような動画の名前などをつけて、「ひっかかりましたねｗｗ」を狙う動画）




アニキ・・・だと！！



いくらニコ厨でもやりすぎだ！！顔面アップで(気持ちよさそうな)首から下が見えないとはいえ、多分モザイクものの内容が広がっているはずの画像である。

しかも２００人あまりが見る巨大スクリーンで堂々と投影。

本当の意味を知って噴いているのは分公ぐらいだったかもしれないが回りもなぜか画面に現れるいい男に爆笑していた。

恐ろしいぜパソコン部・・・



まぁそんな部活はおいといて。



すごい女の子見つけた話。



その子は分公の後ろに座っている子なのだが、同じ学校の人がいないのか、いつも一人で座っている。

すごいというのも、ちょっと変わっている子なわけで。


今日の休み時間。
分公たち男勢が
「絶対学校に一人はいたよなｗｗすげぇエロイやつｗｗｗ」
とちょっぴりエロ談義で盛り上がっていても、プリントを千切って折鶴を折っていたのだ。


その時は「やることないんだろうな・・・」という程度にしか思っていなかった。


しかし、次の休み時間には

教科別のオリエンテーションでもらった冊子の裏表紙にずっと渦巻きを書いていた。


ちょっと面白くてその様子を眺めていたのだが全くこっちに気づかない。ってか無視されてたのかも知らないけど・・・。


「・・・」


黙々と渦巻きを書いては別の場所から渦を書く。

その繰り返し。



やっぱり気になって話しかけてみた。




分公「渦、すごいこのになってんなぁ(渦、すごいことになってるね　を翻訳)」



よし！我ながら自然に、かつ「あなたに言ってますよ」というそぶりを大きく汲んだ言葉のイントネーションだ。



すると、その子はおもむろに軽く両手を広げる。


そして両手のひらはグッジョブの「ｂ」の形にしてこういった。


「うん。完成っ」



分公ポカーン


すごい空気の持ち主が現れたもんだ。ってか言葉にならない。

なんだこの子・・・。

なんとうか、風子的な意味不明さに似たものをもった女の子。


「おめで・・・とうｗ」

とあっけにとられた答えたが、とりあえず色々聞いてみることにした。



出身校は山奥にある学校で(寺井氏の家をずっとずっと北へ北へ行ったぐらい)、高校では友達もいなかったから一人だったらしい。
それに、山の学校なので人数も少なく、それこそ幼馴染だらけの環境だったらしく
「友達作りとかしたことなくて」
らしい。ほぉｗｗ

座ったままだから良く分からなかったがちっちゃい子ではなかったと思う。

美人とはいえないが不細工でもなし、髪の毛もそれなりに整えた感じ。


これからも面白い行動をとってくれそうな期待の星なので、
とりあえず山ちゃんという名前をつけることにする。






で、部活動紹介もそろそろ終わる頃、隣に座っていた山ちゃんに部活はするのかときいてみた。

見た目は運動部ではなさそうだが・・・



「えっ私は・・・」



ゴクリ。私は・・・？













「科学部っ」


部長ぉぉぉぉ～～～～～