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バイトでお金が溜まったので、つい衝動買いしてしまった。

OLYMPUSの防水防塵カメラが型落ちで安くなっていたのだ。

ヨドバシカメラ(京都店)で1万1千円ぐらい。
ポイントもつくのでAmazonで買うよりもちょっと安いかな。


デジカメといえば分公家ではずっと同じくOLYMPUSのC40-ZOOMというくっそ古いカメラを9年高10年だか使ってきた。
当時のコンデジではそこそこのモノだったこのカメラは400万画素。
この1万ポッチのアウトドアモデルは1400万画素。
画素数だけみても3倍以上の性能。

実際にパシャパシャ取ってみても処理速度も段違いに早い。
3Dモードとかパノラマ撮影モードなんて気の効く遊びモードもある。



なんといっても防水なのがいい。
分公のようにやれ無人島だの、ラフティングだの、洞窟だのに入ってキャッキャとはしゃぐ人間にとっては気軽にそんなシーンに持っていけるカメラは必須でもある。
携帯をジップロックに入れてガチガチに固めて恐る恐る撮影する生活とはおさらば!





そんなわけで、夏休みの2kmに及ぶ洞窟探索(死にかけ)、死亡者続出の川でラフティング(もちろん死にかけ)なんていうめちゃくちゃに面白いネタがあるのだが写真は全くない。
というか、分公の体験的にはめちゃくちゃに面白くても、文に起こしてみるとイマイチ伝わらないのが難しい所である。
分公が愛してやまない椎名誠氏はそういう所をおもしろおかしく的確に表現しているからすごいよね。


それにしてももうちょっと早く値下げしてくれてたら間に合ったのにな…
遅くて10月の終わりにはまたラフティングに行くのでまたその時にでもこのカメラの性能を試してみようと思う。

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8万Hitしてたなんてつゆ知らず。

分公は生まれて初めての富士登山に向かっていくのだった。
京都から富士山。
実に5時間ほど車に揺られ…
と書けば別に大したことはないが、乗っているのは運転席と助手席以外は「貨物席」と化すハイエースの後部座席に3人体勢で乗っている。
乗り心地は最悪。
経験した人しかわからないが、うまく座れないのだ。
4時間も乗っていれば決まったポジションに体を落ち着けられるものだが、全くそれがない。
無限に続く体の痛み、横揺れ、更には縦揺れ(空中に体が投げ出される)。


それが終わったと思ったらすぐさま登山になる。
自動車で侵入できるのは富士山の5合目まで。
半分は来れるのでヌルゲーに思うかもしれないが、ここで標高は2400m。
頂上は3400mだからここから1000mも登るのだ。

ワクワクしてくるじゃんか!







5合目→6合目


流石標高2400m。
8月でもかなり涼しい。
一応ここでの装備は長袖のシャツにブラウスという軽装だが、まだ全然行ける。
あとフリースにGORE-TEX(超防水加工)先生が入ったスキーウェアを備えてある。





6合目→7合目


体感ではここが一番長かった。
一緒に登る友人はこのあたりから高山病にかかり息が上がり、頭痛を主張し始める。
でも登るしか無いから応援しつつ登る。
分公は全く高山病にはならなかったものの、ものすごく綺麗な星空(この時点で雲は眼下、のはず)を見上げようとすると、頭に酸素が回らなくなってふらっと来てしまう。

加えてこの地面。
月あかり以外全く光のない登山道では自分のヘッドライトぐらいしか頼りにならない。
ゴツゴツした岩、足元をすくわれる砂利。
足の疲労もぐっとくるのだ。






7合目→8合目


寒い。

1合目ずつに休憩所(金を払って小屋に入れたり飯が食えたりする)があるので、その隣で我が家に伝わるGORE-TEXスキーウェアを着る。
ただし30年前のモデル
パパスは若い頃にスキーをやっていて、市場に出はじめの頃のGORE-TEXをまだ保存していたのだ。
30年越しのGORE-TEX。
その威力が個々で発揮される…!?




8合目→9合目

寒くて死ぬ。

今回の趣旨は「頂上でご来光を見る」である。
現在は3時を過ぎたところ。まだまだ日の出には遠い。

標高が上がれば上がるほど寒くなるし、風も強くなる。
だから早く着いても体温を奪われて死ぬような思いをするだけなのだ。
このあたりから寝るなりモノを食べるなりして時間をうまく使っていかなくてはならなくなった。
しかも眠い。
足は何度も踏み外すし、気づけば瞼が落ちそうになっている。
車でもろくに寝れず、5合目の駐車場で仮眠を取るはずが取らないまま登山し始めたので眠さはピークである。
分公たちは身を寄せ合い、アルミマットで体中を巻いて暖を取る。

簀巻きにされて今から大阪湾に沈められる…そんなシチュエーションが想像されてしまう不格好さだが、こうでもしないと冷たい風にさらされて体が全く動かなくなる。


こんな簀巻きヤロー達があたりに散らばる。









9合目→頂上

ついに到着。






もう、ご来光の瞬間とかいいから、はよ

はよ太陽を頂戴!!?











で、でたぁ(すぐさま背中を向けて温まる体勢)













寒くて力が入らない。

座り込んでしまうだけで絵になる。
見渡せば一面雲海。
神秘的としか言いようが見つからない光景が広がっているわけだ。

流石日本一の山。










が、すぐ帰る。
あまりにも寒い。
GORE-TEXだかボブテックスだか知らないけど全くもって寒い。














帰り道ほど面白くないものはない。
夜間歩いていたときは全く景色など見えなく、足元さえおぼつかないような状況だったが、それはそれで良かったのだと気づく。
こんな荒廃としたつまらん岩っころ地帯を5時間もグネグネと歩いていたなんて考えたくもない!








も、もう登らなくてもいいわ。
富士山。

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もちろん無人島に風呂はない。
毎日同じ海パンを履いてテントの中にダイブ(蚊を連れ込まないようにこの作業は実に瞬発力が要求される)。
枕は自分の鞄、もしくは地面に敷いているマットを丸め、腰と背中のダメージを無視して快適な眠りを得るのが定石。
が、ここで結構使えるのが2リットル水のペットボトル。
しかもできるだけ安っぽーい、べっこべこのペットボトルがいい。
今までの合宿で、色々な枕で寝てきたが、自分の鞄を枕にすると、汗の匂いとか皮脂の匂いがついちゃって翌朝後悔するし(夏場のテント内で汗をかかずに寝れることはない)、マットも柔らかくていいが、地面のでこぼこにわざわざ自分の腰を献上するような真似もしたくない。
1,5リットルコーラのペットボルは本体のクビレが首にフィットして寝るのが難しい。
500ミリペットは言うまでもなく小さく、痛い。
結果今たどり着いたのが安物の2リットルペットボトル。

もっといいものはあるはずなので探求していきたい。







飯は圧倒的にまずい。
無人島に冷蔵庫はないし肉は腐る、海は川のように冷たくないので野菜も長く持たない。
となれば持ち込める食料はインスタント系になる。
分公たちは結構な団体で行っているので、ラーメンを作るのにも10人前を一気に作ったりする。
伸びる、不味い。
その中でも安定して美味しかったのが米。

米がうまい。圧倒的にうまい。
さいとう・たかをのサバイバルにも書いてあった気がするが米は他の主食級の作物より圧倒的にうまい。米の味を知っている日本人はやはり米なし生活が苦になるらしい。

ただ全員が米持ってくるから150合ほどになった。こんなに食えるかっての。






次回からは富士山編。

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4日間も無人島にいれば、抑えきれなくなる欲。

食欲。
コレばっかりは無いものはしょうがない。
無人島の海岸に生息する大量のウニでウニ丼を作りたくても、食あたりが怖くてとてもじゃないけれど大量に食べられない。
火を通して食べるような魚はなかなか獲れない。
他に持っている食料といえばカロリーメイト、カロリーメイト、パッサパサのパン、缶詰(一つ60円)。

^q^オイシクナイデス





睡眠欲

これは結構どうでもなるように思える。
学校もなければバイトもない。何かしなくちゃいけない課題があるわけでもなく、誰かに起こされるわけでもない。
それに夜の無人島はすることがない。
酒もないし晩ご飯を食べればやることがなくなってしまうのである。
みんなと談笑するのもいいが、無人島の夜(晩ご飯を食べ終わってからと考えると719,20時ぐらい)を支配する、おびただしい数の蚊に襲われるのは必至である。
そのリスクを犯してでも長々と外で座ってじっとしているなんて、苦行も苦行である。


無人島生活中、ヨレヨレのボクサーパンツ一丁で過ごし続けたY先輩は体中を蚊に刺されていた。
「プラシーボ効果かな、背中も腕も常に蚊がフワフワとたかっているように思えてきた」
と痒みでイきかけの目で語っていたが、プラシーボでもなんでもなく実際に蚊が体中に集まっていた。
1回爪を立てて足を撫ぜるだけで、50箇所以上刺された所が掻けるらしい。その時に得られる快感を想像したら怖くてとてもじゃないが掻けない、とも語っていた。
恐ろしすぎるんだが…


つまり、夜はさっさと寝るのが一番。
遅くても10時にはテントに入る。テントの中でムサイ男たちが暑い暑いと寝るために戦う。
最終的に寝れるのは遅くて12時ぐらいだろうか。
そして起きるのは朝5時。

なんでって?
朝日が眩しいから。朝7時にはテント内が灼熱地獄になる。




性欲
もちろん溜まる。
今回の合宿では発散することはなかったが、できないこともない。
今回の無人島にはかなりの人数で行ったのだが、ベースキャンプから離れ、島の裏側まで行けばいくらでもオナニーにふけることは可能である。
焚き火を囲んで、「どうせ5時に起こされるんだし、明日は朝焼けオナニーでもするか」
なんて糞どうでもいい話もあったのだが、ついにやった人はいなかった(らしい)。

分公も含め家に帰ってからに勝負を賭けたみたいである。どうでもええわ!



満たせないなー欲求。


そう思っていた時期が俺にもありm(ry


でも、あるのだ。
いつもの生活以上に、無人島生活で満たせる欲求が…!


それは排泄欲!


トイレなどという折の中で、便器という名の決められた枠の中に排泄するということがどれだけ分公たちの快感を抑えていたのか。
それがよくわかった。
オーシャンビュー野糞が教えてくれたのだ。

野糞をしたことがある人がここの読者にどれぐらいいるのかは定かではないが、きっとシティボーイ&ガールの皆さんは、野糞を経験したことがあっても、恥ずかしくていそいそしていなかっただろうか?周りの目を気にして、一応茂みの中でしていなかっただろうか?

オーシャンビュー野糞ポイントはみんながワイワイガヤガヤしているベースキャンプの裏手の崖。
ちょうど入江のような浜が見渡せるようになっていて、朝焼けも夕焼けも見れるようになっている。
こんなところで、人目を気にせず、下半身をいつもより大げさに開放して繰り出す野糞といったらとんでもない。


ほんと、汚い話だしくだらない話に聞こえると思うのだが、このオーシャンビュー野糞がいかに気持ちいいのか、あと20分も30分もこのままで居たいと思う気持ち、いつもの3割増でよく出るぐらい体がリラックスするだとかをみんなにわかってもらうには、実際にやってもらわないといけないな…




こりゃ朝焼けオナニーなんてしようもんなら、どえらいことになりかねないと心配になるのだ




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手抜き手抜きー

琵琶湖1周タイムトライアルの一幕。
この辺までは麦わら帽子なんて被っちゃったりして調子こいていたのだが、しばらくすると向かい風がゴーゴー吹いて自転車が全く進まないようになる。

ついでに麦わらも強風に煽られてどこかへ飛ばされてしまう…

ダイソーで買った麦わらに紐を自分で縫いつけて飛ばされないようにちょっと対策はしたのだが、
虚しく散っていった200円。

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煩悩を断ち切る。


そう言ってしまった。

しかし
煩悩ってどうやって断ち切ればいいのか。
そしてなぜ無人島なのか。


その答えが煩悩の大元にある。


前回書いた水。
水やコーラのありがたさを感じるにも必要なもの。

交友関係。
男だらけで遊ぶのにも必要だし、女の子となるとさらに必要なもの。



金。
カネカネカネ!




そう、人間が抱える様々な煩悩の大元には金があるのだ。
現代の日本で楽な生活、豊かな生活を送るには金が必要なわけだ。



それを断ち切るのが無人島と言えるのだ。




まず、金に対する意識が薄くなってくる。
無人島入りするまでは「あー船賃がいくらで…このコンビニでいくらまでで食料を調達して…」なんていうのをサフの中身を見ながらずっと考えていたのだが、
無人島入りして2日目には、自分がどこに財布をしまっているか忘れている。
「財布にゃあと1万円残っててー帰りの交通費が~円だから帰りはおいしいラーメンでも食えるなー」
などと財布の残金をチェックしていたことさえ忘れ、自分の財布に生ん円残っているかなんて全く覚えていない。

いくら持っていても冷たいコーラは買えないし、いくら持っていても心に余裕なんて生まれない。

あとどれだけ水が残っていて、海に入ってもそのまま放置して3日間寝て暮らしているこの体を洗えるのかどうかの方がよっぽど大事。

今日の晩御飯を彩るためにたとえ身が少ない小さな魚も、1匹でも多く獲ることが大事。




あー、煩悩がなくなっていくー…のかは置いておいて金に無頓着無関心になるのは確かなようだ。



無人島生活を3日も続けていれば、海に入るのも億劫になり、日中やることがなくなってくる(テントの中は灼熱地獄で寝れたもんではない)。
そこで登場するのが簡易麻雀セット。
もう大学生の暇つぶしって言ったらこれぐらいしかないが、分公たちももちろん持参してきた。



序盤は普通に麻雀を打ってあーだこーだと時間を潰しにかかる。



が、



もちろん長続きはしない。
勝っても負けても罵倒の言葉が飛び交うだけでイマイチ燃えない。


燃える麻雀といえば…





あれ…!?




いくら勝っても…




コーラの一本も買えない!!!




いくら負けて…なくなっても…



全然生活に困らない!!!




お金があろうがなかろうが、この無人島生活においてはなんにも変化は生まれないのだ。
ほしい物は本州から持ち込んだものか島にあるもの以上は得られないし、この熱くて臭くてどうしようもない生活にお金がなくても何にも損はしないのだ。
これ以上望めない。



あー煩悩なし!
あー煩悩なし!





  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  無人島へ行けば煩悩がなくなる・・・
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!




金銭感覚が狂ったまま麻雀で負け続けた先輩が、帰りの船賃を払えなくなって半泣きで土下座しているのを見て、「金なんて」とは言えるはずもなかったのだった。

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近況報告
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プロフィール
HN:
分公
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
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