さすらってみる

分公、今日は有意義だった。毎週土曜PM５：００～７：００という人類にとって１番だらける時間帯を塾で潰していた。でも今日は休みだった。分公、これをいい機会に羽を伸ばそうと思った。

親には塾があると言っておく。塾がない、と説明する時間ももったいなく思えたからだ。
分公、弟の自転車にまたがり家を出る。さて、どこへ行こうか。
とりあえず５時から７時まで暇を潰せばいいのだ。どうせ暇なのだから。
そう思いつつTSUTAYAへ。家から自転車で２０分かかるところまで行く。
雨が降っていたので体感距離は大阪～奈良ほどだ。めげずに進む。

そこのTSUTYAは大変便利で１階は本屋、２階はレンタルCDが置いてある。なので分公のお気に入りスポットの一つなのである。
手始めに１階の本屋で「椎名　誠」の本を読む。立ち読みは案外疲れる。
分公、体力には自信があった。もくもくと読む。

首が疲れたので２階に行くことにした。
決してめんどくさくなったのではない。
TSUTAYAは親切にレンタルCDは全部その場で聞くことができる。全く、暇つぶしにはもってこいなのだ。あとコーヒーとイスさえあれば完璧だが分公は何も言える立場ではない。
ストレイテナーのCDを片手に視聴コーナーへ向かう。子供がギャーギャー騒いでたのは軽く無視することにする。手を出すわけには行かない。分公、我慢強い男である。

ヘッドフォンで大音量で聞いたせいか、頭がグラつく。やはりロックは相当負担がかかる。

ので、TSUTAYAを後に、自転車にまたがる。隣にもう１軒、本屋があった。

店内はひろいがパッとしない品揃えだったので帰ることに。
しかし、入り口の隣に座るスペースがあるのにきづく。分公、そこで念のために持ってきた今読んでいる本を読むことにした。
「買ってもないくせにここでよむなよ」というような店員の目線は無視して本を読む。背もたれがあったので快適である。
目の前にはコーヒーが１杯１００円で売られていたが、分公、不覚にも財布が無かったのであきらめる。

シカクイペランペランの音楽プレーヤーを見ると６：５８だったので帰ることにする。

雨の中、お気に入りの音楽をペラペラプレーヤーで聴いていると、「雷がipodに落ちる」というニュースがあったのを思い出した。分公、怖くなって電源を切った。
コレで安心。　　だが分公、傘をさしていた。これではどっちにしろ雷は落ちる。もう１回電源を入れ直そうとしたとき、トラックにぶつかりそうになった。
分公、志半ばで命を落とすところだった。

家に帰ると、ギョーザの匂いがした。また手抜きか。