お引越し予定。
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どういうわけか分公、無人島へ行ってきた(かなり前の話になってしまったが)。
用事といえば…ない。
日々の生活、バイト、大学、人間関係、彼女ができない、友達少ない、お金ない、そんな諸雑な物事に追われた生活に分公の清純な心も曇ってきていた。
つまり分公、煩悩だらけ。
無人島という過酷な環境に身をおくことによってそんな煩悩を断ち切るのが強いて言う目的だろうか。
さて、結果から言うと煩悩にまみれた分公の生活は非常に潤っているとこが今回の記事で言いたいことなわけである。
潤っているというのは、ほんとうの意味での潤い、ウォーターである。
分公が行った無人島は日本のどこかに存在する周囲3kmにも満たない小さな無人島。
あるものといえば岩と海と松の木ぐらいで、淡水なんて存在しない。
つまり、飲み水がない。
何も分公は無人島でサバイバル生活をする、と言っているわけではないので、本州から水は持っていくのだが、3日とか4日間の滞在のために水12リットル持ち込んだ。ちょっと持ち込みすぎではあるが。
しかも分公貧乏大学生。
家からほど近い激安スーパーで12リットルを買うもんだから移動中は常に水12リットルを背中に背負って行動していたのだ。
汗だく。
肩、腰が壊れる。
そこまでしても水がほしいのが無人島。
そう先輩に教えられたのだが…
確かに、水は飲めるし、沸かせばラーメンも作れるし、頭からかぶればすっきりする(もちろん風呂なんてない無人島では贅沢行為)。
しかしなー…!
…水だけじゃもの足りんだろ!
この甘えた日本国に生まれ育ってきた身、煩悩に身を焼かれ、雑念に浸りきった分公は何を思ったのだろうか。
冷蔵庫も、冷たい川もない、灼熱地獄ぬるま湯海水しかない無人島へ行くのにコーラを買っていってしまったのだ。
これで水分13,5kgを背負うハメになるのだが、当時の分公は「うへへ、みんな水ばっか飲んでるときに一人コーラを飲んでやろう」なんていう煩悩にやられていたのだ。
♪
~♪~♪
分公3分クッキングー
~ホットコーラの作り方~
材料 ・コーラ適量 ・テント適量
まず、夏の熱い無人島へ行きます。
テントを日向に立てます。
中にコーラを置きます。
日中放置すれば出来上がり♪
~♪
~♪~♪
…ゴクリ
分公「うぼぇっ! アッチィ!!!」
ペットボトルを触った時点で熱いコーラが流れてくるのは予想できたのだが、口に入ってみると本当に熱くてお湯のようだった。炭酸も抜けに抜けまくって、ただの甘い汁である。
あっつーいただの甘汁である。
どす黒い色をして、やたらとハエがたかってくる熱くて無炭酸の甘い汁である。
だがそれでもいい
味のある水というだけでこんな地獄汁でもありがたく思えてしまうのだ。
なんて分公の舌は腐っているのだろうか。
ごくごくと飲み干すことはできない(ホットコーラは飲むとむせてしまう)この水を3日間大事に温存して楽しんでいたなんて、無人島から帰ってきた今では狂気としか思えない…
無人島から帰還した時、港の自動販売機に分公たちは殺到した。
冷たいコーラが飲みたい飲みたい飲みたい!!!!
急いで財布を開ける。
中身を探る。
100円硬貨を入れ…
ピッ
ガシャコン(ブラックコーヒー)
誰じゃ勝手にボタン押したやつゴルァアアアアアアア!!!
ニヤリと笑う4回生の先代部長。
分公は「あざっす」と一言つぶやいてブラックコーヒーを飲み干すのだった。
クッソウマイ
用事といえば…ない。
日々の生活、バイト、大学、人間関係、彼女ができない、友達少ない、お金ない、そんな諸雑な物事に追われた生活に分公の清純な心も曇ってきていた。
つまり分公、煩悩だらけ。
無人島という過酷な環境に身をおくことによってそんな煩悩を断ち切るのが強いて言う目的だろうか。
さて、結果から言うと煩悩にまみれた分公の生活は非常に潤っているとこが今回の記事で言いたいことなわけである。
潤っているというのは、ほんとうの意味での潤い、ウォーターである。
分公が行った無人島は日本のどこかに存在する周囲3kmにも満たない小さな無人島。
あるものといえば岩と海と松の木ぐらいで、淡水なんて存在しない。
つまり、飲み水がない。
何も分公は無人島でサバイバル生活をする、と言っているわけではないので、本州から水は持っていくのだが、3日とか4日間の滞在のために水12リットル持ち込んだ。ちょっと持ち込みすぎではあるが。
しかも分公貧乏大学生。
家からほど近い激安スーパーで12リットルを買うもんだから移動中は常に水12リットルを背中に背負って行動していたのだ。
汗だく。
肩、腰が壊れる。
そこまでしても水がほしいのが無人島。
そう先輩に教えられたのだが…
確かに、水は飲めるし、沸かせばラーメンも作れるし、頭からかぶればすっきりする(もちろん風呂なんてない無人島では贅沢行為)。
しかしなー…!
…水だけじゃもの足りんだろ!
この甘えた日本国に生まれ育ってきた身、煩悩に身を焼かれ、雑念に浸りきった分公は何を思ったのだろうか。
冷蔵庫も、冷たい川もない、灼熱地獄ぬるま湯海水しかない無人島へ行くのにコーラを買っていってしまったのだ。
これで水分13,5kgを背負うハメになるのだが、当時の分公は「うへへ、みんな水ばっか飲んでるときに一人コーラを飲んでやろう」なんていう煩悩にやられていたのだ。
♪
~♪~♪
分公3分クッキングー
~ホットコーラの作り方~
材料 ・コーラ適量 ・テント適量
まず、夏の熱い無人島へ行きます。
テントを日向に立てます。
中にコーラを置きます。
日中放置すれば出来上がり♪
~♪
~♪~♪
…ゴクリ
分公「うぼぇっ! アッチィ!!!」
ペットボトルを触った時点で熱いコーラが流れてくるのは予想できたのだが、口に入ってみると本当に熱くてお湯のようだった。炭酸も抜けに抜けまくって、ただの甘い汁である。
あっつーいただの甘汁である。
どす黒い色をして、やたらとハエがたかってくる熱くて無炭酸の甘い汁である。
だがそれでもいい
味のある水というだけでこんな地獄汁でもありがたく思えてしまうのだ。
なんて分公の舌は腐っているのだろうか。
ごくごくと飲み干すことはできない(ホットコーラは飲むとむせてしまう)この水を3日間大事に温存して楽しんでいたなんて、無人島から帰ってきた今では狂気としか思えない…
無人島から帰還した時、港の自動販売機に分公たちは殺到した。
冷たいコーラが飲みたい飲みたい飲みたい!!!!
急いで財布を開ける。
中身を探る。
100円硬貨を入れ…
ピッ
ガシャコン(ブラックコーヒー)
誰じゃ勝手にボタン押したやつゴルァアアアアアアア!!!
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分公は「あざっす」と一言つぶやいてブラックコーヒーを飲み干すのだった。
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