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川へ行ってきた。

分公は今年だけで3回ほど川下りに行っている。
川下り、というが正確にはラフティングという。コッチのほうがかっこいい。
6人とか8人とかで乗れる、ゴムボートに乗っかってみんなでパドルを漕ぎ、時にはウネウネの流れ、激流、滝なんかを超えていくレジャースポーツである。
ゴムボートといってもちょっとやそっとじゃ破裂しないし、上で飛んだりはねたりしても大丈夫。


さて、そんなラフティングを愛してやまないのが我々、普段からじゃんじゃんラフティングができたらいいのだがそうも行かない。
ラフティングをするにはやっぱりそれなりの川幅がないとだめ、長いコースでないとだめ、適度に難所も欲しい、といった条件をクリアした川でないとラフティングができない、したくないのだ。
その条件に合うような、土日の休みに行けるような近場の川といえば、保津川である。
京都では有名な観光スポットでもある保津川。
保津川下りでも有名なだけあって、キレイな景色が川を下りながら楽しめる。
しかし…
何がキレイな景色なんだと、ただの山である。
何が清流なんだと、緑に濁ったクセェ水である。
このへんの愚痴はまたいつか書くと思うのだが、とにかく保津川は分公的には渋々入らないといけない川なのだ。


待ちわびたぜ夏休み!となるわけだ。


くっせぇホヅなんて言わずに、遠くに出かけよう、遠くのほんとに綺麗な川を下りに行こう!


あいにく今年の夏は使えるラフティングボートが少なく、少数精鋭での川下りになるらしかった。
分公はもちろん参加希望のメールを光速で送りつけ、なんとかその切符を手にすることができた。
やっぱり荷物車ハイエースの後部座席に押し込められ、荷物のごとく揺れながら目指す川へ。
何度も言うがめちゃくちゃ乗り心地が悪くて、生きた心地がしないシートである。体のポジションを調整しつつ4時間ほど揺られる。



たどり着いたのは岐阜県長良川。
鮎で有名なだけあって川面は澄み、ゆったりとした川幅ながら数々の難所、急流、障害物に富んでいる。もちろん死者もわんさか。
ワンカップ大関やらプレミアムモルツのロング缶を片手に急流に腰までつかって鮎釣りをしているおっさんが何人もいるから死者の多さに驚きはしないが、分公たちのようにラフティング、川遊びを楽しむ人も多く犠牲になっていることは確かだ。
今回のラフティングだって、流れの早い瀬でボートから落ちようもんなら平気で死ねるのだ。
キレイだなーなんてうっとりと川面を見つめる時間も早々に、明日の朝から下るコースの難所チェックも怠らない。


現地に到着すると川下りできるような時間じゃないので、いつものようにテントを張って野宿の体勢になる。

翌朝目覚めてカラッと暑いいい日に恵まれたこと、いつ作っても何故か美味しくないカレーがバッチリに完成したことに涙し、清流に身を任せる心地よさ、水面に飛び込む爽快さを書くのはまた今度にでも。
だって良い合宿すぎて書くこと無いんだもの!

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