お引越し予定。
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してきたというよりか、リア忙というか。
大学生活が始まって履修登録やら、友達作り、サークル。
どれも蔑ろにすれば大学生活が成り立たなくなりそうで必死にあがいている毎日。
脱兎さん含め東北が大変な災害にあって、そんな中分公は身の回りのことで手一杯で、このクソくだらん記事を書いたあとに布団に潜り寝て一日を終えると思うとなんともやるせなくなったりもする。
と思ったら脱兎さんがニコ生を再開していたりして元気も出たり出なかったりなのだが^^;
まま、とにかく自分に出来ること。
飯食って学校。
芳樹のライブを楽しみにしつつ曲を聞き発電。学校で授業受けて。
――
和哉ユウ改め悠さんと学校で会ったので様子を聞いてみたら、やっぱり友達作りには苦労しているようだ。
基本的にコミュ障の分公ももちろん心許せる友達なんて何人も作ってはいないが、18年間の分公の体験から「これから高校デビューだ」「今学期から本気出す」なんていうみんなに友達作りの方法を伝授してみたいと思う。
1. 隣の席のヤツは知ってるヤツか
年度の初めは、各種授業ガイダンス、または席替えなどで自分の座る席の両隣が知らない人になることが多い。
「うわ…知らない人だ…」
と捉えるのではなく、「ラッキー!自分の黒歴史なんてコレっポッチも知らないヤツじゃん!」こうとらえよう。
分公がAかBなんて糞サイトを作って運営している。
気持ち悪い声を晒してラジオをやっている、なんて事を全く知らない。
相手にとって自分が何色かわからない瞬間はこの一瞬しかないのだ。
もし知っている人でも春休みを挟んでいるので自分に対する印象は薄まっているはず。
「おっ、こいつなかなか面白いかも…」と思わせる絶好のチャンスなわけだ。
2. 友達の友達は…
誰か一人でも新規の友達を作れば、そいつの友達とも触れる機会があるはず。
無理して友達の友達に自分をアピールしなくても、友達がそれとなく自分の雰囲気を伝えてくれるはず!こりゃ楽だ!
3. ヤンチャなやつに体当たり
これはかなり高度な技なので、使いどきをミスすれば死につながる。諸刃の剣というわけだ。
大学デビューや高校デビューの瞬間。誰しも友達を求めて社交的な態度を取っている時期。
ここでクラス、学科のちょっとヤンチャそうなヤツに声をかけてみよう。
もし趣味が一緒、地元が近い、など何でもいいのでひとつでも交友深まるキーワードがあれば、敵意は向けられないはず。
これでクラスでも舐められないポジションを獲得できるかも…?
4. 自分を隠さない
どんなに好意のある相手でも、お互い分かり合える何かがなければ友情は芽生えない。
ヲタ趣味、スポーツ、音楽。何でもいいから分かり合えるものを持ちたいものである。
そのヒントは相手がくれるかも知れない。
でもまずは自分から。
自分がヲタクなことを隠しても本当に分かり合える友達は何時まで経ってもできないということを忘れずに。
ちなみにヲタク趣味にどん引きされても分公は一切保証しない。
5. 恐れるな
入学、新年度。
いくら条件は揃っていても、最終的に必要なのは自分の勇気。
これがあれば分公も立派なリア充だがそうはうまくいかない。
分公はこの短期に半年分の勇気を使いきってしまうぐらいの勢いで望んでいる。コレぐらい覚悟がないと友達はできないのだと高校生活を通して思い知った(`・ω・´)
とにかく、自分を出すこと、話しかけてみることに挑戦しよう!
それで自分を気持ち悪がる、嫌がる相手は話しかけてもかけないでも一緒の結末になる。
でも話しかけて友達になれる相手は、話しかけないと関係が始まらない。
これだけは覚えておきたいものである。
分公の「大学に入ってからできた友達」
3人。
大学生活が始まって履修登録やら、友達作り、サークル。
どれも蔑ろにすれば大学生活が成り立たなくなりそうで必死にあがいている毎日。
脱兎さん含め東北が大変な災害にあって、そんな中分公は身の回りのことで手一杯で、このクソくだらん記事を書いたあとに布団に潜り寝て一日を終えると思うとなんともやるせなくなったりもする。
と思ったら脱兎さんがニコ生を再開していたりして元気も出たり出なかったりなのだが^^;
まま、とにかく自分に出来ること。
飯食って学校。
芳樹のライブを楽しみにしつつ曲を聞き発電。学校で授業受けて。
――
和哉ユウ改め悠さんと学校で会ったので様子を聞いてみたら、やっぱり友達作りには苦労しているようだ。
基本的にコミュ障の分公ももちろん心許せる友達なんて何人も作ってはいないが、18年間の分公の体験から「これから高校デビューだ」「今学期から本気出す」なんていうみんなに友達作りの方法を伝授してみたいと思う。
1. 隣の席のヤツは知ってるヤツか
年度の初めは、各種授業ガイダンス、または席替えなどで自分の座る席の両隣が知らない人になることが多い。
「うわ…知らない人だ…」
と捉えるのではなく、「ラッキー!自分の黒歴史なんてコレっポッチも知らないヤツじゃん!」こうとらえよう。
分公がAかBなんて糞サイトを作って運営している。
気持ち悪い声を晒してラジオをやっている、なんて事を全く知らない。
相手にとって自分が何色かわからない瞬間はこの一瞬しかないのだ。
もし知っている人でも春休みを挟んでいるので自分に対する印象は薄まっているはず。
「おっ、こいつなかなか面白いかも…」と思わせる絶好のチャンスなわけだ。
2. 友達の友達は…
誰か一人でも新規の友達を作れば、そいつの友達とも触れる機会があるはず。
無理して友達の友達に自分をアピールしなくても、友達がそれとなく自分の雰囲気を伝えてくれるはず!こりゃ楽だ!
3. ヤンチャなやつに体当たり
これはかなり高度な技なので、使いどきをミスすれば死につながる。諸刃の剣というわけだ。
大学デビューや高校デビューの瞬間。誰しも友達を求めて社交的な態度を取っている時期。
ここでクラス、学科のちょっとヤンチャそうなヤツに声をかけてみよう。
もし趣味が一緒、地元が近い、など何でもいいのでひとつでも交友深まるキーワードがあれば、敵意は向けられないはず。
これでクラスでも舐められないポジションを獲得できるかも…?
4. 自分を隠さない
どんなに好意のある相手でも、お互い分かり合える何かがなければ友情は芽生えない。
ヲタ趣味、スポーツ、音楽。何でもいいから分かり合えるものを持ちたいものである。
そのヒントは相手がくれるかも知れない。
でもまずは自分から。
自分がヲタクなことを隠しても本当に分かり合える友達は何時まで経ってもできないということを忘れずに。
ちなみにヲタク趣味にどん引きされても分公は一切保証しない。
5. 恐れるな
入学、新年度。
いくら条件は揃っていても、最終的に必要なのは自分の勇気。
これがあれば分公も立派なリア充だがそうはうまくいかない。
分公はこの短期に半年分の勇気を使いきってしまうぐらいの勢いで望んでいる。コレぐらい覚悟がないと友達はできないのだと高校生活を通して思い知った(`・ω・´)
とにかく、自分を出すこと、話しかけてみることに挑戦しよう!
それで自分を気持ち悪がる、嫌がる相手は話しかけてもかけないでも一緒の結末になる。
でも話しかけて友達になれる相手は、話しかけないと関係が始まらない。
これだけは覚えておきたいものである。
分公の「大学に入ってからできた友達」
3人。
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何が始まったんだというと、もちろん日本も分公もとうの昔に始まってたり終わってたりする訳なんだが、今回始まったのは大学生活の方である。
大学デビューするためにTwitterも結局始められず、入った学部が理系の中でもなかなか優秀な男だらけの学部な為女の子ともろくに接触できない。
ユウさんのスーツ姿が拝めたのだけがせめてもの救いというか^q^
ばっちり写真に収めたのでまた今度、めもてふさんのゲームに登場する先生役とかの立ち絵なんかに使うときがきたらいいな、なんて思うのだがどうだろうめもさん?
ちょこちょこと分公の生意気節を効かせて知人を作ってはいる。4,5人だけど。
ユウさんから紹介してもらえるだろう文系女子も含めると…まぁざっと120人にはなると思われるので大乱○スマッシュブラザーズ的な?とにかく期待せざるを得ない。
やったー大学生活たのしみだなー
大学デビューするためにTwitterも結局始められず、入った学部が理系の中でもなかなか優秀な男だらけの学部な為女の子ともろくに接触できない。
ユウさんのスーツ姿が拝めたのだけがせめてもの救いというか^q^
ばっちり写真に収めたのでまた今度、めもてふさんのゲームに登場する先生役とかの立ち絵なんかに使うときがきたらいいな、なんて思うのだがどうだろうめもさん?
ちょこちょこと分公の生意気節を効かせて知人を作ってはいる。4,5人だけど。
ユウさんから紹介してもらえるだろう文系女子も含めると…まぁざっと120人にはなると思われるので大乱○スマッシュブラザーズ的な?とにかく期待せざるを得ない。
やったー大学生活たのしみだなー
いや、なんというかまぁ。
分公もこうしてこの4月。
大学生になるわけである。
花の高校時代、残念ながら恋愛、リア充といったキーワードからはなかなかかけ離れた生活を送り、無駄にしてしまったような残念さも残るわけだ。JKとイチャイチャできなかった、コレはあまりにもでかい!
ここで大学生。
そんな浮かない毎日を過ごしていた分公も、周りの人間関係も一新される今回、イッパツやってやろうか!?
大学デビューしたろかな!?
ってな事も考えてみた。
ベタな案としては、髪の毛を染めてみようと思っていた。
分公は無料で、しかもある程度自由に指定して毛染をしてもらえるコネ(というか親)があるので、毛染には抵抗はない。
しかし!!
この時期、大学生になる瞬間にイメチェンを図るのは考えが浅はかすぎる。
インパクトがなくなるのだ。
大学に自分のことを知る人は少ない、といった状況で初めて見る分公が茶髪とかだと、それが分公の基本スタイルなのかと思われてしまう恐れがあるからだ。
ここは1,2ヶ月黒髪のままで友人や知人を作っておいて、夏前にヴァ!と染めたほうが「お!染めてきたの!?」的なリアクションも期待できて、話のネタにもなるしオイシイわけだ。
なので今、毛染に走ることはない。
じゃあ今何が出来るか。
今パッとできて
流行っていて
友達とか作りやすくて
女の子の食いつきも良くて
自分の個性を出せること
つまり・・・
Twitterじゃん!!!?
ということで分公、Twitterを始めて大学デビューしたいと思う!
できるだけたくさんの人にフォローしてもらいたい、フォローしたいということでAかBでもアカウント公開してちょっとでも賑やかにやろうと思うのだ!
フォローしなくても、分公のツイートに興味のある方は下のボタンをクリックしてもらいたい!!
よっしゃーこれで大学生活もエンジョイするぞ\(^q^)/
分公もこうしてこの4月。
大学生になるわけである。
花の高校時代、残念ながら恋愛、リア充といったキーワードからはなかなかかけ離れた生活を送り、無駄にしてしまったような残念さも残るわけだ。JKとイチャイチャできなかった、コレはあまりにもでかい!
ここで大学生。
そんな浮かない毎日を過ごしていた分公も、周りの人間関係も一新される今回、イッパツやってやろうか!?
大学デビューしたろかな!?
ってな事も考えてみた。
ベタな案としては、髪の毛を染めてみようと思っていた。
分公は無料で、しかもある程度自由に指定して毛染をしてもらえるコネ(というか親)があるので、毛染には抵抗はない。
しかし!!
この時期、大学生になる瞬間にイメチェンを図るのは考えが浅はかすぎる。
インパクトがなくなるのだ。
大学に自分のことを知る人は少ない、といった状況で初めて見る分公が茶髪とかだと、それが分公の基本スタイルなのかと思われてしまう恐れがあるからだ。
ここは1,2ヶ月黒髪のままで友人や知人を作っておいて、夏前にヴァ!と染めたほうが「お!染めてきたの!?」的なリアクションも期待できて、話のネタにもなるしオイシイわけだ。
なので今、毛染に走ることはない。
じゃあ今何が出来るか。
今パッとできて
流行っていて
友達とか作りやすくて
女の子の食いつきも良くて
自分の個性を出せること
つまり・・・
Twitterじゃん!!!?
ということで分公、Twitterを始めて大学デビューしたいと思う!
できるだけたくさんの人にフォローしてもらいたい、フォローしたいということでAかBでもアカウント公開してちょっとでも賑やかにやろうと思うのだ!
フォローしなくても、分公のツイートに興味のある方は下のボタンをクリックしてもらいたい!!
よっしゃーこれで大学生活もエンジョイするぞ\(^q^)/
思わせぶりほど厄介なことはない。
分公は先日高校のクラスの卒業旅行へ行ってきたのだが、そこでも思わせぶりってやつに痛い目を見させられた。
分公が男女数名のグループで喋っていたときのこと。
クラスの中でかなり可愛い部類の女の子、安田美沙子に雰囲気がにている子が
「あ~お風呂も入ってお腹もいっぱいになって、お酒でも飲みたいな~」
とか言いやがるの。
ちょっとおっさんくさいな、とも思ったが分公、ここは勝負どころだと踏み込んでしまう。
「ええな~、せっかく遅くまで起きてるんやし、ちょっとぐらいアルコールでもいれたいな!って感じやんな!」
みたいな。多分相当気持ち悪い顔をしていたと思う。
「やんな~!」
しかしそこで安田美沙子(風)も乗っかってくるのよ。
周りの男どももその会話を聞いておいしいシチュだと思っただろうが、分公はそんなノロマ野郎たちとはひと味違う。
分公たちのクラスが宿泊している施設の別館は貸切状態になっていて、そこに自販機も数台置いてある。
しかしソフトドリンク(水とお茶とアクエリアスしか売ってない)以外どれも動いてはいない。
本館にある自販機、分公たちが食事の際などに通った廊下にある自販機の群れにも酒のたぐいはない。
つまりクラスの男どもはこの施設のどこかに酒の自販機があることを知らないのだ!ハハッ!
分公は違うぞ!
この幼稚園時代から育んできた「施設探検心」を爆発させ、風呂上りのどさくさにまぎれて施設内を探検しまくっていたのだ!
本館の4階、誰も行くはずのない宿泊棟の渡り廊下の突き当たりに酒の自販機が!あるのだ!!
ハハッ!どんなもんだ!
分公はそれまた気持ち悪い笑顔で「ちょっとジュース買ってくるわ~」なんて言いながらその自販機を目指した。
夜の11時。
そろそろ夜も深まり、絶好のタイミングである。
急いで別館一階に駆け降り、クラスメイトの「どこ行くねん!?」の呼びかけにも「ちょっとちょっとなー」と軽く流して靴を履き、外へ飛び出した。
「ちょっとちょっとなー」の返事はどうかと自分でも思う。
閉まるドアの向こうでクラスメイトが何か言った気がしたが分公には関係ない。
ビールなりチュウハイなりが2本は買えるだろう500円玉を握り締め、本館へと一直…
一直線…ッ!?
分公の前に広がっていた光景は、どこまでも続く闇だった。
しまった。まずいことになったぞ分公。
このままでは…本館に…辿りつけない。
実は分公たちの泊まる別館は、本館とかなり離れていて、外灯もない暗い暗い闇の中を5分ほど歩かなくてはならないようになっている。
これは後に聞いた話だが、他のクラスメイトも外の暗さを利用して肝試しをしようと数名で外へ繰り出したのだが、あまりに周りが見えなさ過ぎて懐中電灯を持ったメンバーがパニックを起こし一人で走って逃げてしまったらしい。残されたメンバーは足元が全く見えない山道(ってほどでもないが)を携帯の灯りを頼りに帰ってきた、という事件があったらしい。もうちょっと足を遠くまで伸ばしていたら軽く友情崩壊してもおかしくない事件だが、別館の灯りがまだ見えていたらしいので笑い話で済んだそうな。よかったよかった。
じゃなくて!
分公は全く良くなくて、勇気付けあう同伴者もいなければ、足元を照らす携帯すら持ってきていない。
そのころ懐中電灯が一階洗面室の壁に掛かっている事実なんて誰一人して知らないし、分公は完全に希望なし、視界なし、500円玉だけで進まなければならなかったのだ。
暗闇のなかで必至に考えた。
女の子と飲む酒をとり、下手したら道を外れて山の中へと転げ落ちてしまうかも知れないという危険を冒してまでこの光なき夜をゆくのか。
色々考えた。
シングルFPSゲームにおいて最強の作戦と言われる「MAPの端作戦」。
これを使用して道の端を辿り続ければいいのではないか。
しかし、ガードレール的な柵さえない砂利道はこの暗闇の中ではその端を闇と同化させている。
どこから斜面になっているのかすらわからない。
自分の別館へ来たときの記憶だけで進むには経験が少なすぎる。
電気をつけない自分の家の中でも足をどこかにぶつけないか不安になるのに、始めて来た土地ではさらに難易度が上がっているだろう。
どうするよ!?俺!?
寒い夜だった。
どーんと空に漬物蓋をしたような雲は分公に月明かりもくれてはくれない。
外気は興奮した分公の体温をぐんぐん奪う。
早く決断しなくてはならない。
命をかけるとはまさにこの事であった。
その時!暗闇のなかで悶える分公に一筋の光が!
暗闇の中で必至に動向を考えていた分公の目が慣れてきたのだ。
別館の光のおかげで砂利道が若干見えてきたのだった。
「これは…!行ける…!」
一歩ずつ歩き始めた。
ものすごく慎重にだ。
忍者の如く静かに、息を殺して、集中して、うっすらと見える道。
いや、実は道など見えていなかったのかも知れない。
分公の脳がそう見せていただけなのかも知れないとさえ思えるような微かな道の輪郭を見極め、進んでいく。
階段を降り、本館へつながる渡り廊下まで来たとき、分公の足は早足になっていた。
超怖い超怖い超怖い超怖い超怖い超怖い超怖い超怖いいいいいいい!
本館はうっすらと照明がついていて安心はしたが、急いで4階まで駆け上がった。
せっかく暗闇になれた目がまた光に晒されるのが怖かったのだ。
また帰り道で遭難しそうになろうもんなら今度こそ死ぬ。
もう二度と生きて帰れない気がしたのだ。
その割には酒を買いに行くだけというなんとも間抜けな分公。
書いていて自分が恥ずかしい。
自販機に握りしめすぎて暖かくなっている500円玉を滑りこませ、酒を選ぶ。
「ビールが一缶300円かよ!?ボッタクリやないか!!」
とブーブーつぶやく。一人で。
お釣りを取って二本のチュウハイを手に。
気温のせいで缶を持つと手が凍りそうなぐらい冷たくなる。がまんだがまん。
そしてまた急ぎ足で闇の中へ。
暗いがまだ一直線だし壁もあって歩きやすい渡り廊下を行くうちに目もなれた。
焦らなければ死なない!!
待ってろよ安田美沙子(風)!!分公の命の酒をふるまってやるぜ!!!
・
・
・
・
安田(風)「やっぱり今日はお酒はええわ~」
ちょっとまってマジで言ってる意味がわかんないんですけど(`;ω;´)
まぁ、なんていうか落ちの分かりやすい話だったろうが、綺麗に断られた。
分公は悲しみに明け暮れ、結局身長180cm超の酒の味がわかる大男と酒を飲んだ。
チュウハイ一杯で全然酔えなかったがテンションを無理やり上げて、誰かが夜の12時まで隠し持っていたUNOをみんなで盛大にやった。
安田(風)にドローフォーを浴びせられもした。
こうなったらドローフォーでも気持ちよくなってくるもんである。
もうどうにでもなーれだ。
命を掛けて買ってきたチュウハイ(150円)は15分で分公の胃袋と、隣で顔を赤くして上機嫌になっている男の胃袋に消えた。
こうして夜は更け、朝日が顔を出した。
分公が歩んだ道は陽の光のもとではなんともない道だった。
あまりのあっけなさに結局この必死の買物劇は恥ずかしくなって、チュウハイを分け与えた友達にしか教えられなかった。
安田(風)も、一緒にUNOをしたメンバーも、朝までジェンガをして分公がボロクソに負かした連中も、誰も知らない。多分なんだかんだ分公の一生の中で一番ウマイ酒になるんだろうな、と思いながら空き缶を踏みつぶしたのだった。
分公は先日高校のクラスの卒業旅行へ行ってきたのだが、そこでも思わせぶりってやつに痛い目を見させられた。
分公が男女数名のグループで喋っていたときのこと。
クラスの中でかなり可愛い部類の女の子、安田美沙子に雰囲気がにている子が
「あ~お風呂も入ってお腹もいっぱいになって、お酒でも飲みたいな~」
とか言いやがるの。
ちょっとおっさんくさいな、とも思ったが分公、ここは勝負どころだと踏み込んでしまう。
「ええな~、せっかく遅くまで起きてるんやし、ちょっとぐらいアルコールでもいれたいな!って感じやんな!」
みたいな。多分相当気持ち悪い顔をしていたと思う。
「やんな~!」
しかしそこで安田美沙子(風)も乗っかってくるのよ。
周りの男どももその会話を聞いておいしいシチュだと思っただろうが、分公はそんなノロマ野郎たちとはひと味違う。
分公たちのクラスが宿泊している施設の別館は貸切状態になっていて、そこに自販機も数台置いてある。
しかしソフトドリンク(水とお茶とアクエリアスしか売ってない)以外どれも動いてはいない。
本館にある自販機、分公たちが食事の際などに通った廊下にある自販機の群れにも酒のたぐいはない。
つまりクラスの男どもはこの施設のどこかに酒の自販機があることを知らないのだ!ハハッ!
分公は違うぞ!
この幼稚園時代から育んできた「施設探検心」を爆発させ、風呂上りのどさくさにまぎれて施設内を探検しまくっていたのだ!
本館の4階、誰も行くはずのない宿泊棟の渡り廊下の突き当たりに酒の自販機が!あるのだ!!
ハハッ!どんなもんだ!
分公はそれまた気持ち悪い笑顔で「ちょっとジュース買ってくるわ~」なんて言いながらその自販機を目指した。
夜の11時。
そろそろ夜も深まり、絶好のタイミングである。
急いで別館一階に駆け降り、クラスメイトの「どこ行くねん!?」の呼びかけにも「ちょっとちょっとなー」と軽く流して靴を履き、外へ飛び出した。
「ちょっとちょっとなー」の返事はどうかと自分でも思う。
閉まるドアの向こうでクラスメイトが何か言った気がしたが分公には関係ない。
ビールなりチュウハイなりが2本は買えるだろう500円玉を握り締め、本館へと一直…
一直線…ッ!?
分公の前に広がっていた光景は、どこまでも続く闇だった。
しまった。まずいことになったぞ分公。
このままでは…本館に…辿りつけない。
実は分公たちの泊まる別館は、本館とかなり離れていて、外灯もない暗い暗い闇の中を5分ほど歩かなくてはならないようになっている。
これは後に聞いた話だが、他のクラスメイトも外の暗さを利用して肝試しをしようと数名で外へ繰り出したのだが、あまりに周りが見えなさ過ぎて懐中電灯を持ったメンバーがパニックを起こし一人で走って逃げてしまったらしい。残されたメンバーは足元が全く見えない山道(ってほどでもないが)を携帯の灯りを頼りに帰ってきた、という事件があったらしい。もうちょっと足を遠くまで伸ばしていたら軽く友情崩壊してもおかしくない事件だが、別館の灯りがまだ見えていたらしいので笑い話で済んだそうな。よかったよかった。
じゃなくて!
分公は全く良くなくて、勇気付けあう同伴者もいなければ、足元を照らす携帯すら持ってきていない。
そのころ懐中電灯が一階洗面室の壁に掛かっている事実なんて誰一人して知らないし、分公は完全に希望なし、視界なし、500円玉だけで進まなければならなかったのだ。
暗闇のなかで必至に考えた。
女の子と飲む酒をとり、下手したら道を外れて山の中へと転げ落ちてしまうかも知れないという危険を冒してまでこの光なき夜をゆくのか。
色々考えた。
シングルFPSゲームにおいて最強の作戦と言われる「MAPの端作戦」。
これを使用して道の端を辿り続ければいいのではないか。
しかし、ガードレール的な柵さえない砂利道はこの暗闇の中ではその端を闇と同化させている。
どこから斜面になっているのかすらわからない。
自分の別館へ来たときの記憶だけで進むには経験が少なすぎる。
電気をつけない自分の家の中でも足をどこかにぶつけないか不安になるのに、始めて来た土地ではさらに難易度が上がっているだろう。
どうするよ!?俺!?
寒い夜だった。
どーんと空に漬物蓋をしたような雲は分公に月明かりもくれてはくれない。
外気は興奮した分公の体温をぐんぐん奪う。
早く決断しなくてはならない。
命をかけるとはまさにこの事であった。
その時!暗闇のなかで悶える分公に一筋の光が!
暗闇の中で必至に動向を考えていた分公の目が慣れてきたのだ。
別館の光のおかげで砂利道が若干見えてきたのだった。
「これは…!行ける…!」
一歩ずつ歩き始めた。
ものすごく慎重にだ。
忍者の如く静かに、息を殺して、集中して、うっすらと見える道。
いや、実は道など見えていなかったのかも知れない。
分公の脳がそう見せていただけなのかも知れないとさえ思えるような微かな道の輪郭を見極め、進んでいく。
階段を降り、本館へつながる渡り廊下まで来たとき、分公の足は早足になっていた。
超怖い超怖い超怖い超怖い超怖い超怖い超怖い超怖いいいいいいい!
本館はうっすらと照明がついていて安心はしたが、急いで4階まで駆け上がった。
せっかく暗闇になれた目がまた光に晒されるのが怖かったのだ。
また帰り道で遭難しそうになろうもんなら今度こそ死ぬ。
もう二度と生きて帰れない気がしたのだ。
その割には酒を買いに行くだけというなんとも間抜けな分公。
書いていて自分が恥ずかしい。
自販機に握りしめすぎて暖かくなっている500円玉を滑りこませ、酒を選ぶ。
「ビールが一缶300円かよ!?ボッタクリやないか!!」
とブーブーつぶやく。一人で。
お釣りを取って二本のチュウハイを手に。
気温のせいで缶を持つと手が凍りそうなぐらい冷たくなる。がまんだがまん。
そしてまた急ぎ足で闇の中へ。
暗いがまだ一直線だし壁もあって歩きやすい渡り廊下を行くうちに目もなれた。
焦らなければ死なない!!
待ってろよ安田美沙子(風)!!分公の命の酒をふるまってやるぜ!!!
・
・
・
・
安田(風)「やっぱり今日はお酒はええわ~」
ちょっとまってマジで言ってる意味がわかんないんですけど(`;ω;´)
まぁ、なんていうか落ちの分かりやすい話だったろうが、綺麗に断られた。
分公は悲しみに明け暮れ、結局身長180cm超の酒の味がわかる大男と酒を飲んだ。
チュウハイ一杯で全然酔えなかったがテンションを無理やり上げて、誰かが夜の12時まで隠し持っていたUNOをみんなで盛大にやった。
安田(風)にドローフォーを浴びせられもした。
こうなったらドローフォーでも気持ちよくなってくるもんである。
もうどうにでもなーれだ。
命を掛けて買ってきたチュウハイ(150円)は15分で分公の胃袋と、隣で顔を赤くして上機嫌になっている男の胃袋に消えた。
こうして夜は更け、朝日が顔を出した。
分公が歩んだ道は陽の光のもとではなんともない道だった。
あまりのあっけなさに結局この必死の買物劇は恥ずかしくなって、チュウハイを分け与えた友達にしか教えられなかった。
安田(風)も、一緒にUNOをしたメンバーも、朝までジェンガをして分公がボロクソに負かした連中も、誰も知らない。多分なんだかんだ分公の一生の中で一番ウマイ酒になるんだろうな、と思いながら空き缶を踏みつぶしたのだった。
近況報告
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プロフィール
HN:
分公
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
最近はもっぱら野宿
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