コミックコミュニケーション14

分公は同人誌なるものは買ったことがなく、さらに漫画さえもそんなに買うことはないのだ。


だから同人即売会に行っても空気を楽しむというか、悪く言えばヒヤカシなのだが

「そう簡単にサイフの紐はユルませんぞ」

なんていう訳のわからない意思と共に会場に向かったのだ。





結果を言うと、



ユルんだ。それはもうふにゃふにゃと。

意地という分公の紐は劣化したゴムのごとくちぎれ去り、フリーな紙幣を見事同人誌に変えてしまったのだ。

携帯からでは投稿文字制限がヒドいので続きに。


分公とユウさんが会場であるインテックス大阪に着いたのは7時を少し回った頃。
すでに会場開きを待つ人がたくさん。
まぁ死に物狂いで欲しいモノもない2人としては別に問題はないのだ。

しかし会場までの誘導が始まったとき、分公とユウの肩をコミコミスタッフが叩いた。



スタッフ「今肩を叩かれた人から列を作っていって下さーイ！！」







なんと二人して2列目(1列2人でならぶから5、6人目になったことになる)になってしまったのだ。



皆さんごめんなさい。



かくして分公たちに舞い降りた幸運、そして会場の雰囲気、素晴らしい同人誌が分公の紐を見事細切れにしてしまったのだった。